大変さをお客さんに感じさせないようにする。手を抜くのではない。「さらっと」演じるというのが表現としては近いが、いい加減にやっているみたいで、言葉として好きではない。...「するりと演じる」。微妙な表現だが、これが一番はまる
三谷幸喜
よくマンネリと言われたけど、僕は笑いにはマンネリは絶対に必要だと思う。お客さんにすれば、「たぶんこうするよ、ほらやった」と自分も一緒になって喜ぶ笑いと、「意表を突かれた、そう来たか」とびっくりする笑いの2種類あると思う。全部意表を突かれてしまうと、お客さんも見ていて疲れてしまうだろう
志村けん
ふだん何していますかと聞かれるでしょう。芝居を観たりします、というと、勉強家ですねといわれるけど、そうじゃないのね。楽しいの。観てるときって。やってるときよりいいときがあるし(笑)
坂東玉三郎
うまくいかなくて、自分が頭を抱えているときに言われると、そんなこと言われなくても分かっているってことになる。そうなると感情論になる。それが一番よくない
落合博満
差を埋めるのは技術や戦術じゃない。気持ちなんだ。うちのチームは育ちのいい奴が多いんだな。悪く言 えば、のんきなんだよ。だからもうちょっとやんちゃでいてほしい。やんちゃ坊主でなきゃ、最後まで強気で、相手を見下ろして戦うことはできないのだから
星野仙一
テレビでは「こういうコーナーをやりたい」となったときに、何が正しいかは分からないけれども、それに近づけていって、それで近づきすぎて面白くなくなったときには、ぶっ壊す。そうすると、「あ、こっちの方が面白かったね」となることがあります。アートの場合も、そういう自由さがありますね
木梨憲武
サッカーを見るのが好きなのか、するのが好きなのか? 見ることがやることほど面白いとは思えない。やるのが一番。監督業? いや、選手の方がいい。ビジネスで金もうけに走る? いや、それも自分らしくないな...。だから暑くても一生懸命走ろうと思うわけです
三浦知良
嫌われてもいいと覚悟することは、好きな人が増えるということなんだよね。絶対に自分のことを嫌いな人は存在するけれど、嫌われる覚悟をすると、その人たちの存在が気にならなくなるので、好きな人しかいなくなります。生きるのが随分と楽になります。お薦めです
小池一夫
共感が得られるだけのロジックが必要になる。しかも、わかりやすくなけ ればいけない。実際には何十回でも、何百回でも、わかって貰えるまで、いろんな観点で話をしないといけない。繰り返しやらないといけない。100回話したとしたら、100回ともに同じパッションでできるか。それも問われる
藤森義明
駄目なのは注文された仕事だけをすることだと思う。みんないま食べていける注文が取れれば満足なんだろう。うちは違う。こういう技術がある、これだけすごいものができるという話をすると、そこから、じゃあこういうものも、ああいうものもと仕事が広がっていく。技術があればあとからあとから仕事がくるんだ。それに仕事が向こうからやってくるから、自分の技術を安売りすることもない
岡野雅行
結果に目線をおけない男に、結果はついてこない。何か自分で決めてやろうとしている事に対して、やめる適当な理由を自分で作るなってこと。まあいいか、次があるから...なんて、次なんてないんだから
GACKT
痛みまでバーチャルで感じたつもりになっちゃ駄目なんだよ。普段の会話でよく「わかるわかる〜」って言葉を聞くけど、ほとんどは自分の経験を重ねて想像しているだけで、実際は理解したり、わかったりしてる訳じゃない。ただ、なんとなくこんな感じだろうな〜と思うだけ。想像上のことなんだよ
子どものうちはバカだから、何でもやるんだよ。できないことでもやるんだよ、ケガもするけど。大人になると、そういうのが向いてないから(とか)やっても無駄だとかやらなくなっちゃう、だからつまらない。ステップを踏むだけでいい
所ジョージ
こんなものが売れるわけないとか、俺には才能がないとか決めつけててやらないだけで、やれば何か形になる。作ればいいわけ。だから、歌は誰でも作れるし独特の才能じゃないと思ってるの。大人になるとやらないのよ。無駄だからとか言って
僕 はね、歌は誰でも作れると思ってるんですよ。みんなが作らないのは完成形を早く求めたがるから。例えば「誰でも作れるから」っていう歌詞を歌にするとして、“誰でも作れるから~”って歌う。こりゃ商業ベースには乗らないだろうって思うから、どうしよう、リズムつける? “誰っでも作れるっからっらっら~” とかやってみる? でもダメだな…って、結局みんな諦めちゃうわけ。だからね、諦めないで完成させればいい。みんな完成させないだけの話なの。歌は誰でも作れる
人間苦労すると必ず考えるようになるでしょ。たとえば野球選手。長嶋さんは監督には向いてない。考えてないから(笑)。楽してえらくなった人というのは案外考えてない。苦労した人はいろいろ考えると思うんですよ。「なんでわしは野球できんねん」とか。いろんな人がいれば、いろんなやり方があるから、自分のやり方で考えることが重要だと思いますよ
中村修二
強い人ほど個性がある。四、五段の人はそれほど個性もないから何々流といった名前もつけられていない。段が上がっていくにつれて個性が強くなってくる。ひとつには自信ということがあると思います。下のうちはこんな手をさしちゃって笑われるかなと思いますけど、上になっていくほどこれでいいんだ、正しいんだと自分に自信がついてくるから
谷川浩司
周りから何を考えているのか分からない、不思議なヤツだなと思われるくらいが、ミステリアスな感じもしてちょうどいい。それに、そういうほうが日々の面倒くさいことを回避できたりするものだ。これは僕なりのマネージメントかもしれない
内田篤人
ぶつかり合うのは、大変です。リスキーでもある。でもたとえばアイスショーを作る、なんて過程でも、みんなでぶつかるのも楽しいし、話をすれば最後はきっといいものができると思う
安藤美姫
閲覧履歴
なし