木梨憲武の名言集
テレビは団体でつくる、編集する、音声作業する、納品する、視聴率が出る。アートの場合は、自分に編集権があって、作品の枠中では自分ですべてできる
木梨憲武
テレビでは「こういうコーナーをやりたい」となったときに、何が正しいかは分からないけれども、それに近づけていって、それで近づきすぎて面白くなくなったときには、ぶっ壊す。そうすると、「あ、こっちの方が面白かったね」となることがあります。アートの場合も、そういう自由さがありますね
絵を習ってる人の絵というのがあるけれど、一方で絵を習ってなくて、表現が自由で力強いという絵がある。そういう力強さがどうやったら蓄えられるのか。どうやったらそういう絵が描けるのか。そういうことを探ってみたい気がしています
影響ということで言えば、今回の個展でニューヨークに来る直前、小学生の作品を審査して順位をつけるという機会があったんだけど、子どもたちの力強さにはかなわねぇ、かなわねぇ(笑)
MoMAでは2日間にわたって取材をしたんですけど、「ああ、ここが世界最高のアートセンターか」と。通るたびに、来館者のものすごい行列ができてて、「この状況すごいな、この行列すごいな、この動き方すごいな」っていうのを肌で感じました。そうやって帰国したんですけど、早く日本にもこういう環境ができればいいな、と思いました
バスキアやMoMAの取材をさせてもらいました。そのときに、ニューヨークで個展をやるって決めたかな。「呼ばれなくても行こう」と、そういう意識が自分の中で高ぶりました。 あと、名前と作品が一致していないけれど、刺激を受けた作品もいっぱいありました
まず、売れるのか売れないのかですね。売れない場合は、作品を持って帰ります。再来年の展覧会用に、取っておきたいものもあるので
ニューヨークに住んでる日本人の方にも来ていただきたいんだけど、俺のことを全然知らない人がどう感じてくれるのかも楽しみです。それを見たくて、今回ニューヨークに来たっていうのもあります。できれば2週間ぐらいいて、お客さんの反応を見て、撤収まで居たいくらいです
ギャラリーの中に無駄な空間をわざとつくってあったので、呼ばれなくても行って、人がいないうちに作品を勝手に引っ掛けてやろうかなと。それがだめだったら、チェルシーの道端で似顔絵師やるとかね(笑)
昨日、(ニューヨークのギャラリーが集結する)チェルシーのエリアを見てきて、今「チェルシー、チェルシー」と言ってるところです
展覧会全般をオーガナイズしてもらっている方に、とにかく「早くニューヨーク」ってずっと言ってたんです
夜景といえば、タイムズ・スクエアに行ってきて、あのネオンを見てきました。モニターに映し出される広告の色やサイズ、あとそれを出してるスポンサーすごいな、ってやられてきました(笑)
今まであまり使ってなかった、黒や紺が入ってきたからかな。今、街とか家を多く描いていて、意識はしていなかったんだけれど、自然と背景が夜の風景になっていきました
大きい作品をつくるようになりました。巡回展がスタートして以降、ニューヨークでの個展が決まってからは、それを意識した作品になっています。今回展示する作品の、8割は新作です
成美さんの場合は、俺だけじゃなくて、家族全員、あと仕事含めた、受け持ち範囲のひろーいロープーですね。俺が自分で考えて“これだろう!”って言ったとき“違うでしょ”“そうですね”っていう…。こっちがとっちらかると修正してくれるのが成美さんです!
(ソロモン流を見て)あれ観て“もう俺は成美さんに従っていくしかない”と決定づけられました
今ね“いいよ、そうそう、この感じがいいね”っていうリズムで結構来てるんですけど、これで決定はしないでおこうと。だって、50代半ばから60代の尊敬する先輩たちを見ていると、なんかもっと楽しそうなんで
将来的には、やりたくない仕事ですらやっていけるようなデカイ人間になりたい。そこにも入っていくようなやり口を、今後50代で追っかけていければ
今も大し て出てないですけど、やりたくない仕事はやんないでしょうね。よく知ってる人から頼まれたらやりますけど
あけっぴろげ過ぎると、これほど楽なことはないですよ。たとえば今日会った人にいきなりあけっぴろげるのって頭悪そうじゃない?(笑)
自分で自信あるところに関し てだけ“こっちじゃないの?”って言う。…結構このパターンって何に置き換えても同じなんですよね。テレビもそうだし、テーマ決めて絵を描くときも、違うジャンルの仕事をやるときも、遊んでてもそうだな
これじゃなきゃヤダってことは、僕、ひとつもなくてね。…その筋のロープーたちが正解だって言うところに、基本ついていけばまあ間違いがないでしょうと
なんていうのかな、ゼロから何かを作るときは、これなんじゃねえかなっていう答えを自分で決定して、それをガチガチに目指 していくとパンパンになっちゃう
なんか年取るごとに、今まで見えなかったものが見えたり脳が働いたりすることになるんでしょうね
25のときは気にしなかったけど、倍ぐらいの歳になっちゃったんで。とはいっても、“気にしてる”ってほど気にしてないです。全然気にしてないわけではない…っていうアピールですね 、自分自身の
最近芸能の方が結構たくさんアニメの声をやってらっしゃいますが、その並びの一員として、何点ぐらいなんだろうってのは仕事として気になりますね。“やっぱり声優さんがよかったんじゃないか”って思われなければいいです
25歳のアニキたちは、そういうロープーたちが寄ってたかって作った仕事という点で注目してもいいでしょう。それがストーリーとマッチしてまんまとうまくいって、これ木梨いらなくね?山寺さんのほうがよくね?もしかしたらクリカンが“おーい、俺 パッチ”ってやったほうがよくね?ってなると困るけど
映像もアバターチームのカメラを使用した3D最新作で、その職人さんたちが公開のギリギリまでいじってるということはそりゃもうスゴイでしょう
ミックスするロープーにまかせておけば、すばらしく仕上げてくれます 。楽しみです
途中で止めちゃう石橋は石橋っぽくないから!!
僕、お父さんになるよ!
絵を描いてるときに、いいのできたから次こっちのラインいってみようって思って成美さんの顔色を見て違うとすぐやめます
そうだ、成美さんは美術大学を出ているからだ!