将棋というのは、最初に駒を並べた段階では、その局面の可能性というのは、それこそ無限に近いものがあるんですけど、一手指すごとにその可能性が少しずつ収束されていくものなんですね
谷川浩司
詰め将棋を知らないから強くなれんというものではありませんが、将棋というのは、駒を動かさずに先を読むことが大事ですから、この意味で、詰め将棋はやっとく必要がある
升田幸三
一時期、ぼくは、神の前に出てもひるまない、そういう将棋を追求した時代があるんだが、突きすすめたものは、そこにきびしさがあり、鋭さがあっても、ならべてみると、なにか楽しいものがあるもんですよ
どうすれば相手が喜ぶかということを突き詰めていくと、必然的に「自分の一番得意なことを提供しよう」というところに行き着くんです
武田双雲
歌舞伎の中にはそういう、様々な要素が凝縮されているんだと判った瞬間に、「これ、もしかしたらめちゃくちゃ楽しい世界なのかな?」って思ったんです
中村獅童
難しかった問題というのが、僕の頭の中でね、難しくしていただけであって、行動に移すと意外に簡単だったよ
萩原健一
あまり勝つこと・負けることだけに焦点を合わせると緊張にしかならないので、勝つこと・負けることじゃなくて、勝ちたいんだったら勝つために何をするか、そこだけに集中すれば、勝ち負けからは離れて少しは気持ちが紛れると思います
村田諒太
笑いって色々 な種類があるけれど、僕の笑いは意外性の笑いだから、どんな頭のいい人でも笑わすことができたというのは、なんか優越感みたいなものを覚える
松本人志
より広い視点で、人間が行動するとはそもそもどういうことかを考えれば、まだやられていないことが見えてくるんです
石黒浩
人間というのは実際には、そんなに簡単に自分の力でものごとを選択したりできないものなんじゃないかな
村上春樹
(局面の本質について)これはなかなか説明が難しいんですけれども、言うなれば「その局面で何が一番重要かを見極めて、ほかの可能性をばっさり排除する力」とでもいいましょうか
幸せっていうのは、今の自分の力でできる事をやり遂げた時に感じるのであって、自分には到底無理な事を追い求めようとするから、不幸だと感じる人が多いんじゃないか