相撲の見どころは立合いである。双方とも充分に仕切って、持てる力を存分に出しあう。仕切が充分でないと、持てる力も発揮できない。仕切のコツは、相手が仕切に入るのをたしかめてから、こちらも仕切って、一瞬早く立つ。つまり、相手より遅く仕切って、早く立つ。この呼吸が大事なところだ
河井継之助
よくマンネリと言われたけど、僕は笑いにはマンネリは絶対に必要だと思う。お客さんにすれば、「たぶんこうするよ、ほらやった」と自分も一緒になって喜ぶ笑いと、「意表を突かれた、そう来たか」とびっくりする笑いの2種類あると思う。全部意表を突かれてしまうと、お客さんも見ていて疲れてしまうだろう
志村けん
冗談をいわれては困る。チェスで取っ た駒をつかわんのこそ、捕虜の虐殺である。そこへ行くと日本の将棋は、捕虜を虚待も虐殺もしない。つねに全部の駒が生きておる。これは能力を尊重し、それぞれに働き場所を与えようという思想である。しかも、敵から味方に移ってきても、金は金、飛車なら飛車と、元の官位のままで仕事をさせる。これこそ本当の民主主義ではないか
升田幸三
偽善者と言われるのを死より恐れている人達が多い。その気持ちはわからなくもない。しかしその恐れに屈してしまうと、手も足も出なくなる。そしてもっと良くないのが、屈した自分の不甲斐なさを正当化する為に、他人の偽善叩きにまわってしまう。この図式、ゾンビが増殖するのに似てる
紀里谷和明
自分の中から嬉しくって嬉しくって、武者震いするようなことがあるじゃないですか。 試合前からぞくぞくするような喜びのエネルギーが満ちてきて、それがなんとなく観客と 一体になれるので、観客が楽しんでいるというエネルギーまでもが、自分のエネルギーに 変わるような感覚。もう体中がチリチリしているわけですよ。嬉しくて。顔も笑いが止まらないんです。あまりにも笑って鼻栓が取れるんじゃないかっていうくらい笑いが止まらないんです
小谷実可子
人間は臆病な動物です。頭では耐え抜いてやらなければとわかっていても、負けると思うと動けない。どれだけ言葉を尽くして論理を説いても、リーダー自身がリスクを取って行動しなければ、部下は動きません。感情を奮い立たせる姿勢を見せなくてはいけないのです
新浪剛史
勝つときにはいろんな勝ち方があって、相手が勝手にずっこけたり、勝手にミスしてくれたりして「ああラッキー」という勝ち方もあります。しかし、負けるときというのは、負けるべくして負けるものです。勝負の世界にいると、勝って反省というのはできないが、負けたときには反省する。敗戦の中にいい教訓があると思います
野村克也
相撲は、一瞬で勝負が決まるでしょ。土俵上の緊迫感は尋常なものではありません。取組中も、自分の得意な形になって「これは勝てる」と思ったらそれが油断となり、隙をつかれて負ける。逆に、「一瞬でも相手の得意な形になったら負けるぞ」と思って最後まで気が張り詰めていれば、勝てる。また「気」ですね。だから「気」を鍛えることが大切なんですよ
貴乃花
どんなに腹が立って怒りが込み上げてきても、相手の「魂の領分」に係わる事で相手をやり込めては絶対いけない。言った方は一時溜飲を下げるだろうが、言われた方は一生忘れない。人は舌でつまずく。「言ってはいけない事を、最も言いたい時に言わない」のが大人というもの。
小池一夫
人間は目標を決めた当初は一生懸命頑張るけれど、放っておけば時間の経過とともに意欲が低下してしまう。それはある程度は仕方がないことだ。だから僕は毎週朝会を開く。朝会は日々改善するという目標を再確認するためのひとつの仕組みなのだ
三木谷浩史
どれだけ力をこめて弓を引き絞り、矢を射っても、的がなければ面白いことなんて、何もあるはずがない。それは、誰でもそうなのだ。仕事がつまらないと思うなら、そこに的を置こう。そして、その的に向けて、矢を射ることだ。命中すれば嬉しいし、外れれば悔しい。なんとか真ん中に当てたくなる。当てるための工夫なり、努力をするようになる。どんな人であろうと、絶対にそうなる。それが仕事のやり甲斐というものの正体であり、仕事のプロフェッショナルになる道なのだ
前向きでいることが重要なの。試合は終わるまでどうなるかは分からない。テニスという精神面が非 常に重要なスポーツでは特にね。負けている時でも、ポイントに集中して、ベストなプレーができない時も、状況を楽しむことが大切
シャラポワ
人の欠点は目立ちます。一方で、それを初めから指摘したのでは反発されるだけです。まずは相手の良い面を見つけて、信頼関係を築いた上でネガティブなことを伝えた方が、相手も耳を傾けてくれる
出井伸之
名よりも実をあげることがビジネスだ。実業という文字の通り、とにかく実がなければならない。他人がやるから自分もやる。マーケットの大きさを無視して、みんな同じようなことをやって叩き合い をやるから、利益がなくなってしまう。マーケット、それに利益というものをもっと考えなければいけないと思う
盛田昭夫
選手が「自分から進んでやっているんだ」と思えるような、自発的で積極的な形を取らないと、本番で力を出すことができないのではないかと思う。だから私は、練習を始めるにあたって選手にいつもいっている。「練習はほかでもない自分のためにやるものなんだ。自分でもう少しいいタイムを出したいと思ったら、精一杯頑張ってみたらどうだ」と
小出義雄
褒める時には、お世辞で褒めるんじゃなくて、腹の底からそう思って相 手の心に響くように褒める。叱る時には感情的に叱るんじゃなくて、相手が納得できるような意味のある叱り方をする。言葉の役割はものすごく大きいんです。言葉を大事にするのも良い指導者の条件です
将棋とは全然反対。将棋だと、わからないときは踏み込むのですが、将棋以外のことだと、わからないときは引っ込んでしまう。こういう性格は直さなければいけないと思っています
谷川浩司
誰もが試練にぶつかる。何かを成し遂げようとした時、心の強さを確かめられる。必ずぶつかるが、それを楽しむ!また、親子の場合、親が壁にぶつ かっている子の悩みを軽く見ないこと。それはその子にしかわからない
栄和人
己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げ行為、これを嫉妬というんです。一緒になって同意してくれる仲間がいればさらに自分は安定する。本来なら相手に学び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。芸人なんぞそういう輩の固まりみたいなもんだ。だがそんなことで状況は何も変わらない
立川談志
勝つチームには「勝ち癖」がついて いる。試合をやっていれば、苦しい時間、我慢しなければいけない時間というのが必ずある。相手が強くなればなるほど。我慢する時間は増える。そこで、チームとして我慢するぞとなって、その我慢をやり通せるか、やり通せないか
内田篤人
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