俳優の名言集
(明治座について)出演は初めてですけれど、歴史のある劇場ですからね
中村獅童
歌舞伎は僕の“魂のふるさと”ですね
“映画の国”であったり、“テレビの国”であったり、色々なところに旅に出て、その旅を通じて、また歌舞伎役者としての新たな発見があったりとか、海外に出て日本の魅力に気づくように、外に行って気付くことってやっぱりあるじゃないですか。そういうこ とと一緒
自分の居場所っていうんじゃないけど、日本という国で生まれて、日本に住んでいるじゃないですか。で、海外行って、いろんな刺激を受けたり、日本人として新たに発見することがあったり、僕にとってはそうですね、“歌舞伎”という国があってそこに僕が存在している感覚です
“歌舞伎”は自分にとっての全てですね
映画で出会った人、それから歌舞伎以外の演劇で出会った人、色々な方とコラボレートして新しい歌舞伎を来年…来年のちょうど今ぐらいに実際に形にできるよう頑張っていますので、ご期待ください(笑)
歌舞伎を観た事の無い人たちをターゲットにした、そういう人たちに是非観てもらいたい、楽しい企画っていうのは自分の中では考えているし、どんどんそういう人たちに喜んでいただけるようなものを作っていきます
古典も、もちろん守っていくんだけど、歌舞伎以外の仕事も沢山やるわけだから、役者としてはそこで培ってきたこと、そこで出会った人々、そういった方たちと新しい試みというのもどんどんチャレンジしていきますよ
僕は今まで歌舞伎以外の仕事もやってきているけど、でも根本は歌舞伎役者ですから、歌舞伎役者として、人とは違う活動をしてきたわけで、それがやっぱり獅童の個性だし、そういうものを“獅童流歌舞伎”としてカタチにしていくことが今後の自分自身の課題
そういう興味のなかった人たちをいかにして振り向かせるか?っていうのが、僕、中村獅童の役割だと思うし、使命だと思っています
大半の人たちが実際に観たことがないと思うんですよね。やっぱりそういう若者が観てくれるようにならないと、演劇としての歌舞伎は滅びていっちゃうと思います
まだ歌舞伎に触れた事の無い若い方々には、僕が出ているものを、最初に歌舞伎を観るきっかけにしてもらいたいな(笑)
色々な人に獅童ならではの“レクチャー”ではないけど、僕が様々な事を経験して、今まで生きてきたから、獅童だからこそ、獅童だからできる説明っていうのがあると思っています
今、こうやっ て話しているみたいに、若い人たちに「歌舞伎ってこう」で、「俺はロックも好きだけどそういうのもあって…ファッションもそうだし」、って話すと、みんな「そうなの!?」って、のってきてくれるんです
今や、日本人より外国人の方が日本について詳しいですからね(笑)
日本人は、海外に対しての憧れというのはみんな強いみたいで、海外のものをすごく上手に取り入れるけど、日本にいると一番大切なことが、なかなか見えてこない
海外に行った人は日本人としての自分を、客観的に見て、もっともっと日本人としての「感性を磨かなきゃ」って、思うだろうし今まで以上に“日本人”という自分を大切にするようになるのだろうけど、日本に住んでいるとなかなか見えてこないですもんね
海外に行って、じゃあ「キミたちの国の歌舞伎ってどういうの?」って聞かれても、説明できない人がほとんどだもの
海外の人は10代の女の子でも男の子でも、自分の国の文化や歴史とかある程度のことに誇りを持って語ると思うけど、日本人はきちんと語れる人は少ないですよね
ある意味このコラボレーションってロックで(笑)。静かな中に、熱い魂が描かれるような舞台になると思います。「アツイ!アツイ!アツイぜ!」っていう舞台ではないけど、静かな物語の中に熱い魂が存在するみたいな…そんな舞台になればいいと思います
辻さんの文章自体は結構、静かな感じなので、静かな舞台になると思いますよ
何かこう、面白い組み合わせ…片桐仁さんはすごく人気ある方だし、僕は初めてですがSUGIZOさんもLUNASEAのギタリストで、それで脚本・演出は辻さんと、いろんな人がいるんで、これは今までにはない感じの面白いコラボレーションになるのではないかと思います