百里先の見える人は、世の中から気狂い扱いされる。現状に止まるものは、落伍者となる。十里先を見て事を行うのが世の成功者である
小林一三
お前たち家来の間にも、気が合うか気が合わないかによって、仕置をする上に過ちができることがあろう。気の合う者に対して贔屓して、悪いことも善く思い、あるいは悪いと知りながら、自然とそれに親しむようになるものである。気の合わない者に対しては、善人をも悪人と思い、道理をも無理のように思い誤ることがある。気が合う家来、会わない家来とでは、仕置の上にもこのような私心ができてくるものであるから、みな、よく注意せねばならぬ
黒田官兵衛
世人は、首を回すことは知っている。回して周囲に何があるか、時勢はどうかを見分けることはできる。だが、もう少し首を上にのばし、前途を見ることを覚えないといけない
勝海舟
あなたが悩んでいる問題は本当にあなたの問題だろうか。その問題を放置した場合に困るのは誰か、冷静に考えてみることだ
アドラー
人の行動の95%は正しい行動である。しかし私たちは、当たり前だからとそれを無視してしまう。わずか5%しかない負の行動に着目してはいけない
大変という意味は大きく変わるということ。ピンチはチャンスの前触れ。大難を忍ぶ者は、大善を引き起こす
星野仙一
「失敗したらどうしよう」と思う必要はない。失敗した中から見つけられることがある
工藤公康
機会は人間一生のうちに誰でも一度や二度は必ず来るものである。それを捉え損ねると、その人は一生立身できない
岩崎弥太郎
インターネットの発達により、蛇口をひねれば水が出てくるように、情報がいくらでも手に入る。そうなると、情報を持ってるだけでは、何も価値が生まれない。しかも、価値のある情報とそうでない情報が渾然一体となってしまっている。だからこそ、多くの情報がある中でその本質は何かを突き詰めることが価値になる
神田昌典
文書や電話では、相手の真意をつかんだりニュアンスをとらえることができない。重要なことなら千里を遠しとせず飛んでこいというのも、目がどれほど光っているかを確かめたいからなのだ
土光敏夫
コンピュータや報告書や調査や分析が我々に提供してくれるものはただの情報でしかない。そしてそれはおおむね事実に即した情報ではあるが、中には誤った情報も混ざっている。決定を下さなくてはならないときになると、私は一人か二人、あるいは数人に「君はどう思う?」と尋ねた
ハロルド・ジェニーン
ある問題を解決するのに22通りの方法を試み、それでもまだ成功しなかったら23番目の方法を試みなくてはならない。何かが上手くいっていないのを見つけたら、原因がわかるまで究明し、ひとつの解決法が効果をあげなければ、別の、また別の、さらにまた別の方法を試みることだ
必然性のないところには、人は集まらない。こういう人に来てもらいたいと心底思っていたら、それは必ず伝わるものだ
柳井正
成功者には、必ず、成功の原因がある。ということは、その原因を知れば、他の人でも同じように成功できるはず
テリー伊藤
死を恐れるのは、やりたい仕事を持たないからだ。やりがいのある、興味ある仕事に没頭し続ければ死など考えているヒマがない。死が追ってくるより先へ先へと仕事を続ければよいのである
鈴木大拙
物事や世間に対して、常に客観的な評価を持っている人を爛熟と言う。客観的な評価を持たない奴を退廃と言うのだ。矛盾するようだが、この「客観的な評価」の根拠が私の言う情念である
立川談志
物事を迅速にしたいと、望んではならない。小さな利点に目をとめてはならない。物事を早く行うことばかり望むと、十分になすことができない。小さな利点にとらわれると大きな仕事が達成できない
孔子
計画が失敗するほど志が堅くなる。天が我々を試しているのだ。失敗を気にする必要などない
吉田松陰
うまくいかないのは、「何かを変えなさい」というメッセージ。正しい道を歩いているなら、困難を乗り越えたとき、必ずよいことが待っている。間違った道を歩いていると、次々と新しい困難がやってくる
斎藤一人
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