作家の名言集
結婚して妻になった時から、女は一つの型に嵌め込まれる。その夫によって決められた型に入り込みながら、心のどこかで自分への夢を捨て切っていない
瀬戸内寂聴(夫婦)
妻の座を失った後の哀しみは私がよく知っています。その自由は決して喜びではなく、不満と孤独でしかありません
大抵、妻は夫より劣る地位や身分や才能の男に誘惑されてしまう
結婚に限らず、仕事の上にも、その他のどんな生き方の上にも、倦怠期はくり返し訪れるものでしょう
愛に見返りはないんです。初めからないと思ってかからないと駄目です。本当の愛に打算はありません
夫婦の間でも、恋人の間でも、親子の間でも、常に心を真向きにして正面から相手をじっと見つめていれば、お互いの不満を口にする前に相手の気持ちがわかるはず
生活能力のある男は献身的な女の深情を、はじめは都合よく感じても、次第に鼻についてきて、うるさくなるものだ
妻が恋をする時は自覚しているいないに関わらず、生活の単調さに飽き飽きしている時だ
自分が愛されないと人は苦しみ、自分が裏切られると人は怨みます。これは、我に固執することから起こる苦しみ
妻がある上に愛人を持とうとするような男は、およそ自制心の少ない男の標本と考えていい
家族揃って幸せなのは当たり前ではありません。「有難う」はあることが少ないという意味です。有難いと思う気持ちを忘れてはいけません
尽くす相手がいるという幸せを忘れてはいけません
虚栄心こそ家庭的な女の最大の武器だと思う
妻が恋をするのは、夫という鏡が曇ってきて、自分の姿がぼんやりしか映らない時である
自分の心の底すら何が潜んでいるのか分らないのに、まして他者の心の底など理解することが出来るでしょうか
怒りや悲しみを抱えている人は、信頼できる人にその胸の詰まりをすべて吐き出しましょう
もし夫が浮気して出て行っても、最後には奥さんの元に帰るもの
殺したいほどの憎しみは、愛の裏返しです
喧嘩はしない方が得です。喧嘩をして勝ったとその時思っても、本当に勝ったとは言えません
どんな親密な関係でも、互いの心に秘密が全くないということはありえません
自分の意志で耐え忍ぶ。そこに生きているハリが生まれます
愛する者の死と真向きになったとき、人は初めてその人への愛の深さに気づきます
相手が今何を求めているか、何に苦しんでいるかを想像することが思いやり
瀬戸 内寂聴(夫婦)
モノばかりを頼りに生きる人は、いつかモノに裏切られます。モノやお金で愛が手に入りますか
もう済んだことは、忘れましょう
理想としては女はあくまで自我をもって確立し、何よりも自立できる経済的力を養い、実際に経済的独立をすることこそが、結婚をするより重大な、意義のあることだと考えている
(若さの秘訣は?)心にわだかまりを持たない、つまりくよくよしないこと
不倫というのは、いつ発覚するかわからないという恐怖のあまり、その恋が燃え上がっているのです
世界中が幸せであるようにと願うなら、まずは、あなたの隣にいる人を笑顔にしましょう
長い一生を見れば、どんな人も、いいことや悪いことに繰り返し見舞われています
愛する方が幸せ
瀬戸内寂聴(恋愛)
愛とは信じること
人を愛する能力の中には、まず自分を信じ、自分を愛する能力が必要
失恋なんて何十回したっていいんです。だんだん目が肥えてきて、真実の愛を見抜けるようになりますよ
他を思いやる心こそ想像力であり、想像力こそ愛なのです
人間は死ぬまで人を好きになれるし、好きになります
愛情は複雑です。今 日は好きでも明日は嫌いと波があり、憎しみと愛情が入り混じっているのが人間の感情
人間が一番成長するのは恋愛です。本気で恋愛をしたら、必ず成長します
真実の愛は地味なもの
誰かを愛するということは、命の火です
ひとつの出逢いが、過去に未来に、強いつながりと因縁をひいていく
愛というのは、人を喜ばせること、人のために尽くすこと
純粋な愛の高ま りこそ、この世で最も尊いもの
人を愛することは、マイナスに見えることでも、いつプラスに変化するかわかりません
恋愛が下手、恋人ができないという人は、相手の気持ちを察する想像力に欠けている
誰かを愛した瞬間から苦しみが伴います。だからといって、苦しいから愛さないというのは間違いです
人間は誰かを愛するために生きています
逢う人はすべて一期一会と思い、心を込めた別れ方をしておきたい
傷つくことを恐れていては、人を愛することなどできません
愛はその日伝えてしまいなさい
人を愛する心がなければ、人生は殺伐としたものになります
恋ほど、人生にとって大きな事故があるでしょうか
どんなに愛し合っていても、一つのベッドで抱きあって寝ても二人で一つの夢を見ることはできない
女の幸福は一人でも多くの人間が自分を理解してくれたと思うこと
人 は夜眠る時、愛する人を思います。目ざめた瞬間やはりその人のことをまず思います。それが恋というものでしょう
恋とは安らぐよりも、悩みたがる気分のことではないでしょうか
互いの中から、真の男らしさ女らしさを引き出せるのが、男であり女であるのではないかしら
数え切れない人の中から選ばれた夫であり、妻であり、恋人です。一瞬一瞬を大切に
愛と憎とは一つの気持ちの裏表
ワクワクするのに一番効果的なのは、恋愛をすること
現実にありもしないことをいろいろ妄想して、思い悩み、苦しむことほど馬鹿げたことはありません
愛のないところからは、何も生まれてはこない
女は恋人の上に理想の男の仮面をかぶせ、本当の恋人と思いこんで身をやいていきます
大いに人を愛し、たとえそこで傷ついても、次にさらに愛は深まることになる
仕事に打ちこむためには恋も必要
恋は人間の情熱をつくる燃料
どうせ恋愛をするなら、本気で打ちこまなければ
生きるとは、人に出逢い、やがて別れていくこと
誰かを好きになるって理屈じゃない