私は考えるに、真実の楽天的境地というものは、人事を尽した後でなければ得られるものではない。即ち、事成ればもとより快(かい)、成らずともなお快たるを失わない。ここに至って初めて天を楽しむことができると思う
高橋是清
一人の女がこれだけ心の底から尊敬し、慕い、全存在を賭けているということは、男を力づけないはずはない。私は秘書として有能でもなく、芸術家でもなく、いい女でもなかったが、あらゆる瞬間に自分のありったけのものを注いだということは胸を張って言える。出し惜しみはしなかった
岡本敏子
聖人は未来を予知することを重視しない。禍福にみまわれることは聖人とて免れないことだからである。聖人は機を洞察するだけであり、それこそ一つを洞察すればあらゆることがわかるのだ。もし未来を予知する心があるとすれば、それこそ私心であって、利に走り害をさけようとする意図があることになる
王陽明
誰かが始めなければならない。他の人が協力的ではないとしても、それはあなたには関係がない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく
アドラー
他者をできるだけ肯定しましょう。たとえば害を与えにくるものも肯定しましょう。なぜなら、この世で起こることはすべて必然でこの世に存在するものはすべて必要だからです。ただ、害を与えられてはたまらないから他者が害を与えにこないようになりましょう。それには力をつけることです
船井幸雄
男である以上、猛進が必要である。無謀なる猛進は不可だが、必要な猛進はやらなければならない。なぜならば、人は神ではないのだから、烈々たる強気観でいけば自ずから通ずるものだ
野村徳七
有望な仕事があるが資本がなくて困るという人がいる。だがこれは愚痴でしかない。その仕事が真に有望で、かつその人が真に信用ある人なら資本ができぬはずがない。愚痴をこぼすような人は、よしんば資本があっても大いに為す人物ではない
渋沢栄一
この四つのもの(資本、労働、経済の能力、企業心の働き)が揃はなければ生産力は伴はない、企業心と云ふものがなければ物の改良も拡張も出来ず、新規の仕事も起せない。多少の危険がある。初めて企業を起す、それが先駆となつて商業でも製造工業でも発達して行くのである。その企業に必要なのはやはり経営者なのである、それだけ力のある人が経営しなければやはり外国との競争に対抗して行く訳にはいかない
何か仕事がなければ、到底独立してゆくことのできない者は、仕事を本位とするより仕方がないではないか。そして仕事を本位とする以上は、その仕事の性質がどんなであろうとも、ただ一心になってそれを大切に努むるばかりである。こうすればどこにも不平の起るべき要因 がない
亡くなった人の思い出を不滅のものとするために、私たちはいま何をすべきだろう。涙を流すのはたやすい。しかし、それだけでは彼の身近な人々にも、彼を深く愛する人々にも、私たちにも、なんの慰めにもならない。私たちがすべきことは、亡き人がそのために生き、全力を傾けた仕事を引き継ぎ達成することだ。肉体は滅びても、魂は決して滅びない。亡くなった人の魂はそうして不滅のものとなる
ガンジー
問題とは、けっして日々解決を迫られている目前の問題をさすのではない。真に我々が取り組むべき問題とは、現状にとらわ れずに「あくあるべき姿」の中に見出す不足部分をさすのである。問題意識を持つことは、このギャップを意識することを言う。問題はかくあるべき姿を求めて、日々真剣に自己の任務を掘り下げ追求し続ける意欲のある人の目にのみ、その真の姿を現す。問題とは、発見され創造されるものなのだ
土光敏夫
本物の天才は別として、多くの人は発想するときにさほど創造的なことをしているわけではないと思う。見聞きしてきたものを組み合わせているだけです。だから、発想は生み出すものというより、「気づく」ものなのかもしれません
秋元康
不可能 とは自らの力で世界を切り開くことを放棄した、臆病者の言葉だ。不可能とは現状に甘んじるための言い訳にすぎない。不可能とは事実ですらなく、単なる先入観だ。不可能とは、誰かに決めつけられることではない。不可能とは、可能性だ。不可能とは、通過点だ。不可能なんて、ありえない
モハメドアリ
心に豊かさのない人は、どんなに才能があったとしても、生きているうちに決して認められることはありません。人間は苦しんではいけないのです。あなたが苦しむことによって、あなたのその苦しみの波動によって、新たな苦しみが生まれるのです。さらに奪われていくのです
斎藤一人
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