生物学者の名言集
全ては戦争に起因する。戦争のない、核兵器のない世界を望む
下村脩
(原爆投下から1カ月半後)みんな真っ黒焦げで、ひどい光景でした。戦争は良くない
(原爆投下の瞬間を)閃光がまぶしく、その後の爆風は凄まじかった
受賞は天の導き
私は普通以下の子供でした。どちらかと言えば記憶力は悪かった。身体も弱かった
結果が出ないのは努力が足りないからです
わたしは神を信じないが、天の導きだと思った。ノーベル賞も同じだ
これまで賞とか名誉に関心を持たなかったし、受賞の連絡を受けてからは対応に追われて忙しい
わたしがやったことは(受賞理由となった)緑色蛍光たんぱく質(GFP )を発見したことだけ。(共同受賞者の)チャルフィーがそれが役に立つものだということを見つけ、チェンが改良した。だから医学・生理学賞の対象だと思った
決まり文句みたいに『コングラチュレーション』と言われた後、『もうすぐマスコミが殺到して大変なことになりますよ』と言われた。その後は電話が鳴りっぱなし。その通りになった
どんな難しいことでも、努力すればなんとかなる
研究者として、私は実験がうまいとも言われる。「神の手を持つ」などと神格化するようなことを言われたこともある。実際のところは、私は不器用で、実験は上手ではない。よく失敗する。ただ、簡単にはあきらめない
思わぬ偶然を引き寄せることができたのは、少しの失敗は気にせず、諦めずに努力したためである。試練には何度となく直面したが、私は逃げることは考えなかった。逃げることができなかったといってもいい
「ノーベル化学賞の成果となった、緑色蛍光たんぱく質(GFP)の発見までには、同じオワンクラゲからとれた発光たんぱく質のイクオリンや、それ以前に日本で取り組んだウミホタルのルシフェリンの研究が役立った。これらが成功裏に進んだのは、様々な幸運もあったし、巡り合わせが作用した
研究に専念するためには研究費用だけでは足りません。サラリーや大学の諸費用などですべてを賄(まかな)わなければならない。つまり私は自由と引き換えに厳しい「研究」という道を選んだのです
子どもたちにはどんどん興味を持ったことをやらせてあげて。やり始めたら、やめたらダメですよ
目の前の一歩を「ちゃんと踏む」
小林快次
自分に満足しない
無駄な事は一つもない
とにかく前進することなんです。1歩でも、1センチでも、1ミリでもいい
(化石の発掘調査をする際)普通だったら見つからないと諦めてしまうでしょうけど、僕は諦めない
生命がどうやって繁栄して、どうやって絶滅していくのか。そのメカニズムを考えるのに、恐竜は一つの例になるかもしれない
(化石調査は)普通、誰でも見つかりそうなところに探しに行くんです。でも僕は逆に考えます。
ここは化石はないだろうというところで見つかる。そうすれば、それはたいてい重要な発見になるからです
人類はいつか絶滅しますし、それは 避けられないこと
人類という種が地球上でこれだけ繁殖したか。それは肥大した大脳を持つ人類が、技術や文明を進歩させた為
※繁栄と言わず繁殖と表現しているのは意図的に行っている)
人類の存在が最も生命を絶滅に追いやっていると言える
地球上で生物が最も絶滅している時代は、実は現代
生物が生きていけるような 環境を保つことが大事
本当のサイエンスがどういうものかを体験して、それを乗り越えると、面白くてやめられなくなる
研究にマニュアルなんかはなく、自分で生み出して身につけていくしかありません
研究は知識を生み出す作業
恐竜の進化を見ていると、物事の優劣は簡単に逆転することがわかる
恐竜の特徴のひとつは巨大化
恐竜から鳥への進化は、地上から空へという、動物の大進化
恐竜研究をしていると、かつての恐竜の姿には人間の社会と重なる 部分もある
サイエンスの面白さや生命の神秘を伝えていく
恐竜ってやはり魅力がある
地球の美しさについて深く思いを巡らせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力を持ち続けることができるでしょう
レイチェルカーソン
今、私たちは岐路に立たされている。私たちはずっと高速道路を走ってきた。快適でスピード感に酔うこともできた。しかし、行き着く先は破滅。もう一つの道は、人はあまり行かないが、この道を行く時にこそ、自分たちが住んでいるこの地球の安全と生命を守ることができるのだ
地球の美しさをよく見つめる人は、生命が続く限り持ち堪える大きな力に気づくだろう
残念なことに、私たちの多くは大人になる前に澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直観力を鈍らせ、ある時は全く失ってしまいます
地球上の生命の歴史は、生命とその環境の歴史である
幼い子ども時代は、この土壌を耕す時です
自然界 の保全について、我々が慎重を欠いていた事を未来の世代は決して許さぬだろう
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない
春が来ても、鳥たちは姿を消し、鳴き声も聞こえない。春だというのに自然は沈黙している
世界中の子供に、生涯消えることのない『センス・オブ・ワンダー』を授けて欲しい※センス・オブ・ワンダー…神秘や不思議さに目を見張る感性
自然が繰り返すリフレイン“夜の次に朝がきて、冬が去れば春になるという確かさ”の中には、限りなく私たちを癒してくれる何かがあるのです
もう一つの道は、あまり『人も行かない』が、この分かれ道を行く時こそ、私たちの住んでいるこの地球を守れる、最後の唯一のチャンスがあると言えよう
長い間、旅をしてきた道は素晴らしい高速道路で、すごいスピードに酔うこともできるが、私たちは騙されているのだ。その行きつく先は災いであり破滅だ
地球の美しさと神秘を感じ取れる人は、科学者であろうとなかろうと人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることは決してないでしょう
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