私は毎年十回以上海外旅行をしますが、そのたびに寸暇を惜しんで建築物を見に行きます。パリのルーブル美術館やサント・シャペルなど、もう何度訪れたかわかりません。日本にいるときは、同じように東大寺や法隆寺に何度も通っています。なぜそんなことをするかというと、それら先人の作品を間近に見ることで、「まだまだ自分は足元にも及ばない」という謙虚な気持ちになり、同時に「自分にはやることがたくさん残されている」「いつかこれを超えるものを創りたい」という気力がみなぎってくるからです
安藤忠雄
結局ね、夢はみんな持ってると思うんですよ。だけど、その夢の見方としてね、ただボーっとそれこそテレビで見てるだけで『あぁ、こんな事いいなぁ』みたいな見方と、それから実際にやってみようとして夢の実現に一歩近づくために何か行動を起こす、例えばマッチを一回擦るだけでもいいんですよね。何かをやろう!ってする瞬間があるじゃないですか、やり始める、それだと思うんですよ、その線を越えるっていうのは
甲本ヒロト
会社員を取り巻く環境はここ数年、確かに厳しいと思います。でも僕は、若い人にはあえて10年くらい棒に振ってもいいんじゃないかと言いたい。もちろん、僕のように生きるのがいいというつもりはもちろんないけれど、地を這うようにもがいている間に、人に譲れないものを ひとつでも見つけられたら、それは大きな財産になります
堤幸彦
仕事が苦役だなんて考えたことは一度もありません。むしろどんなに苦労をしたって、それが世の中で話題になって、いろんな人が笑顔になっていくのをこの目でみられるのですから、こんなに恵まれた仕事はないと思っています
岩田聡
一流選手になる人は、何か壁にぶつかったとき「自分には才能がない」「仕方がない」と諦めるのではなく、「自分は頑張ってきたつもりだけど、おそらく頑張り方がまだ足りない。だから、もっと頑張ろう」と素直に思える
井村雅代
夢想家には、他の人たちと違うところが一つある。夢を追う人は単調な日常生活とは全く異なる魅力的な世界を創造しようとする。私の個人的な体験からすれば、生い立ちが貧しければ貧しいほど想像力を働かせて、あらゆることが可能な世界を夢想するようになるのだと思う。私の場合は、確かにそうだった
ハワードシュルツ
若い人には、挫折や失敗、思い通りにいかないことがあっても、自信をなくしたり、悲観したりしないでと言いたいわ。世の中は動いているんですもの。あきらめてしまったらそれまでよ。それより、世の中にある良いこと、楽しいことをつかむ努力をし てほしいわ。昔から言うでしょう? 何もしなければ、何も生まれないって
ターシャ・テューダー
映画館に行って、会社や学校みたいだったら皆嫌ですよ。そういうことから、いい意味で解放されたいわけじゃないですか。だから、皆映画館に行くわけですよね。それがひどくなるとよくないと思うけど、その“いい程度”をどうやって作っていくか、それが今後の映画館のテーマじゃないかって気がします
鈴木敏夫
人間、極限まで追い込まれてはじめてたどり着く境地があります。ひとたびその境地を経験した人は、些末な事柄にとらわれない、大局的な視野を持つことができ、どんなときでも平常心を保つことができるようになるのだと思います
スポーツ選手と話す時、私はマスコミ人というよりもアスリートの一員として、気持ちを共有しながら、私もそういう時があったな、こういうことを思っていたな、と自分に引き寄せて選手と話すようにしています。でも、相手がここは聞かれたくないと思うことは、実は視聴者が一番聞きたいところなんですよね。そこへ踏み込んでいいのかどうか、私自身すごく悩んでいるところです。そっとしておいてほしい話は聞けない、突っ込めないところがあります
高橋尚子
TRW社で出会ったノートンという人のイメージはいつも頭にある。最高の仕事をしないと、彼はいつもそれを指摘した。だから、自分が雑な仕事をしたり手間を惜しんだりしていると、彼がいまにもやってきて、私のプログラムを見えて、「ほら、こうすればもっといいだろ」って言うような気がするんだ
ビルゲイツ
人を笑わせる行為って、最も客観性が必要なことよね。しかもそれって、とても自虐的要素の強い作業で、己が人様からどんなふうに見られているのか、何を求められているのかを冷静に判断できなければ、そこに笑いは生まれない。客観性って、いかに自分を曝け出せるのか、嘘を付けずにいられるのかなんだろうね
マツコ・デラックス
先人のやり方をすべて間違いだと頭から否定するのは逆に危険です。多くの人が長年そうしてきているということは、何か理由があるからかもしれません。ですから、「なぜそれを続けるのか」をまずよく考える必要があります。その結果、本来の目的が忘れられた、ただなんとなく続けられていることであったり、いまの時代に会っていないやり方だった場合は、目的を達成するもっと効果的なやり方を新しく発想し、具体化していけばいいのです
清宮克幸
勝つためにはどうしなければならないか。それには、敵を知り、己を知ることがまず第一。要するに、自分には何ができるか、自分は何をやるのが一番得手なのか、自分のやっていることが上手くいっているかどうか、というように、己を知ることが肝心である
盛田昭夫
人間というものは自分で自分を知らない鉱山のようなもの。自分を生きるということを考え始めると、「こんなこともできるんじゃないか、これもやれるんじゃないか」と自分を発見することができます
河合隼雄
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