女優の名言集
(他人から)どう思われても平気なの
樹木希林
人って一つはチャーミングなものを持っているの
年を取ったら人間として穏やかになるとは限らない
(浮気に怒ったことある?)一回だけありましたね
ある時期までキラキラ輝いているのに気づいたら面変わりして佇まいもすっかり変わってしまう。そうやって自分の人生を粗末にしている女優さんは少なくない
道を外すのも覚悟がいるのよ
人の値打ちは己の役をどう見つけ、どう果たすによって決まってしまうよう
嘘のような本当の出来事に出会った時、どんな人でも心を動かされます。それは一瞬でも人々に「和」をもたらします。それはどんな教育にも勝る
女優なんていうのは美人がなるもんだと思ってた
私にとって芸能人という職業もまた、己自身を見出す職業だと思っています
役者なんて本気で自分の事、一等賞と思ってなきゃやれない
常に健康な肉体を持たなければ、私なんぞ善と悪を見間違うてしまいます
人間がなぜ生まれたかと言えば、難を自分の身に受けながらも成熟していって、最後、死に至るため。成熟って難がなければできないの
脇役の場合、毎回自分なりに役の人生を埋める必要があるわけで、それがたまたま私の性分には合っていたのでしょう
これからは根をしっかり張った人しか生き残れないでしょうね
やっぱり内田裕也みたいな人と出会ったからここまで生きられたみたいなもん
人から評価されるのは危険
100歳まで長生きしたいという風潮も、どうなのかしらねぇ
「希林さんは普通に年取ってますね」って言われたことがあるけれど、それは褒め言葉だと思ってる
子ども、うちの両親、主人に仕え切って、そしてバタっと死ねるような人生を生きようと思う
最後のセリフは「今世はこれにてご無礼致します」いいセリフでしょ
娘はね、おかげさまで真っ当にモノを考えられる子に育ちました
最近の私は「きょうよう」があることに感謝しながら生きています。教養ではなく、『今日、用』があるということ
向こう(内田裕也さん)が籍を抜くと言った時は「それは違うでしょう」と言い、向こうがそんな話をしてない時に「必要なら抜くよ」という。男にかっこいいことさせてあげない私は、まぁ、いかなる意味でも最悪の妻でしたねぇ
(内田裕也さんと)来世で出会わない為に、今、完璧に付き合っているのよ(笑)
言葉一つで長い歴史の夫婦が癒されるんじゃないかな
(夫婦関係について)相手の気持ちに入って。うん、何て言うんだら、理解したっていうかな。認めるというのかな。夫を認める、もちろん子どもも認める
親が教育しなくても、世の中が教育して引き立ててくれる
芸能人であるが故の得も、芸能の家に生まれた面白さもあるけれど、損もある
どこに飛んでっちゃうか分からないような人生を送るはずだったんです、私が。だから(内田さんは)いい重しなんです
思春期にアイドルとして脚光を浴びて過ごしてた子は、割と挫折しやすいということはあるんじゃないかしら
世間の人は私をDVの被害者だと思っているかもしれませんが、内田には感謝している
どんなヘボな役者でも長いこと役者やってると「この若者はものになる、ならない」っていうのは見分けられる
人間にも冥利があって置き場所によってその人が生きたり、つまらないことになったりしますよね
仕事は出演依頼が来た順番とギャラで選んでいる
人間そのものには興味がある
死っていうものに対して謙虚で、ジタバタしてても、みっともなくて、それはそれで子どもに受け継がせていくというような気持ちでいるの
人として生まれてきたこと自体、計り知れない魅力がある
時代の波とか流れに影響されていくつもりはない
女優になって一番良かったのは住宅ローンが早く返せたこと
男は逆境に遭うと意外とヘロヘロになる
一言で言えば、人間っていいもんだなぁ
人間なんて正しくない
うちの夫がある日、こう言ったの。「お前な、グレるってのは大変なんだぞ。すごいエネルギーがいるんだ。そしてグレ続けるっていうのも苦しいんだぞ」って
主人(裕也)が持ってる魂の美しさは、これはすごいもんよ
私に縁のあった人達、皆キラキラして欲しい
年を取るって好きなの、若くなりたいなんて思わない
籍を入れた以上、引き受けていくしかない。夫の中には今も純粋なモノの一欠片が見えるから
内田さんが仕事で収入があると、それは全部内田さんのものなんだけど、税金とか保険料とかは私のところに回ってくる
無理をして嫌な思いをしてまで結婚という形にこだわらなくてもいいのかもしれない
死んだら私も内田家の墓に入ります。私が買った墓だからね
(芝居の)ゆとりはどういうところから出ているかと言いますと、不動産を一つ持っているからではないでしょうか。いつ仕事がダメになっても、家賃収入があるからいいやと思ってやっているからだとぁ思います
欲なんてキリなくある
日常生活では手を抜くことが一番
不自由なものを受け入れ、その枠の中に自分を入れる
医療が発達してるから、命は長くなるんだけど命の質が悪くて、ずっと長く寿命が延びても意味がない
嫌な話になったとしても顔だけは笑うようにしている
(仕事について)未だに女優の仕事が合ってないなというのを抱えてるの。欲が深いのかなぁ、いや欲は深いんだろうけど深さの場所が違うのかなぁ
病気をして72歳になった私が分かったことは、決して病気だからといって可哀想なのではないということ
他人の芝生は青いもの。一見、不公平のようでも誰もが何かを背負っている
年を取っても変わらないものは絶対に変わらない
芝居をする上で、何が一番難しいかって言うと、お茶を飲むとか水を汲むとか、そういう日常生活の一コマを演じることなんです
小さな事の積み重ねが映画の中の日常にリアリティーを加えていく
昔っから、朝のテレビ小説なんて、私らみたいな雑な、暇な、二流の役者がやるもんだっと思ってました
絆とは壊れていくものでもあって人間が絶対的に変わらないものを持ち続けるなんて事はないと思う
自分を全くなくして別人のように役に挑む人もいるけど、私はいつもそこに自分がいる
逃げたってガンは追いかけてくる
私はこれまで夫に対しても娘に対しても、愛情溢れた態度を取れないまま生きてきました
「ボケ」ないうちに異性と楽しい時間をもつことをお勧めします
色っぽいというのはバラの花をくわえて髪の毛をかき分ける仕草だとか、極端に言えば、しどけないのが色っぽいというのではなくて、慎ましくて色っぽいというのが女の最高の色気だと思います
根本的に自分が存在していることが申し訳ないとか、恥ずかしいと思えた時に女って色っぽいんだなと思う
女の持ってるタチというのは、凄まじいものだなと思います
女の持っているものの中で、まず裏側の怖さのほうが先に分かっちゃう
生きている時に見事に花咲かせた人の死ほど、人々の胸を打つ
私は自分の出た作品をわざわざ観ません
私は喧嘩っ早いのです