思想家の名言集
母親は息子の友人が成功すると妬む。母親は息子よりも息子の中の自分を愛しているのである
ニーチェ
男たちは、自分の職業がほかのいかなる職業よりも大切だと信ずるか、自分で思いこませる以外に、その職業を持ちこたえることはまず出来ない
成熟とは、子供のとき遊戯の際に示したあの真剣味を再び見出したことである
本をめくることばかりしている学者は、ついにはものを考える能力をまったく喪失する。本をめくらないときには考えない
表にはさながら悪意のごとく振舞う、気位の高い慈愛もある
多く考える人は党員には向かない。というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである
人は自分の認識を他人に伝えると、もはやその認識を前ほどには愛さなくなる
復讐と恋愛においては、女は男よりも野蛮である
脱皮できない蛇は滅びる。その意見を取り替えていくことを妨げられた精神たちも同様だ。それは精神ではなくなる
人間は行動を約束することはできるが、感情は約束できない。なぜなら、感情は気まぐれだからである
過小評価するより過大評価する方が、判断力の欠如を完璧に暴露してしまう
静かに横たわって、のんびりして、待っていること、辛抱すること。だが、それこそ考えるということではないか!
若者を確実に堕落させる方法がある。違う思想を持つ者よりも同じ思想を持つ者を尊重するように指導することである
私を破壊するに至らないすべてのことが、私をさらに強くする
悪人がいくら害悪を及ぼすからといっても、善人の及 ぼす害悪にまさる害悪はない
人生に対してもっと大きい信頼を寄せているなら、おまえたちはこれほど瞬間に身を委ねることもないだろうに
夫婦生活は長い会話である
結婚とは、幻想を父とし、必要性を母として生まれるものである。
男の幸せは「われ欲す」女の幸せは「彼欲す」ということである
すべての知識の拡大は、無意識を意識化することから生じる
人が意見に反対するときはだいたいその伝え方が気に食わないときである
論争に応ずる場合には、双方にとっていちばん不愉快なやり口は、立腹して黙っていることである。というのは、攻撃者側は一般的に沈黙を軽蔑のしるしと考えるからである
足下を掘れ、そこに泉あり
人は何を笑いの対象にするかで、その人の人格がわかる
愛の終わりはいつも善悪を越えたところで起こる
一切の書かれたもののうち、私はただ、その人がその血をもって書かれたもののみを愛する。血をもって書け。君は、血が精神であることを知るだろう
他の人に懺悔してしまうと、当人は自己の罪は忘れるが、たいてい相手の人はそれを忘れない
人は賞讃し、あるいは、けなす事ができるが永久に理解しない
自分について多くを語ることは自分を隠す一つの手段となり得る
我々一人ひとりの気が狂うことは稀である。しかし、集団・政党・国家・時代においては、日常茶飯事なのだ
ある巨匠の作品を演奏するピアニストが、その巨匠を忘れさせて、まるで自分の生涯の物語を語っているとか、まさに 何か体験しているふうに見えたとき、最もうまく弾いたことになろう
繊細な魂は、誰かが自分に感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。粗野な魂は、自分が誰かに感謝する義務があると知ると塞ぎ込む
人は常に前へだけは進めない。引き潮あり、差し潮がある
結婚するときはこう自問せよ。「年をとってもこの相手と会話ができるだろうか」そのほかは年月がたてばいずれ変化することだ
本当の世界は想像よりも遥かに小さい
いつも大きすぎる課題を負わされてきたために、才能が実際よりも乏しく見える人が少なくない
自己侮蔑という男子の病気には、賢い女に愛されるのがもっとも確実な療法である
恋愛感情の中には、いつも若干の狂気が潜んでいる。とは言っても、狂気の中にもまたいつも若干の理性が潜んでいるものである
この世に存在する上で、最大の充実感と喜びを得る秘訣は、危険に生きることである
たくさんのことを生半可に知っているよりは、何も知らないほうがよい
愛せなければ通過せよ
自ら敵の間へ躍り込んでいくのは、臆病の証拠であるかもしれない
目的を忘れることは、愚かな人間にもっともありがちなことだ
真の男の中にはひとりの子供が隠れている。この子供が遊びたがるのだ
真実の追求は、誰かが以前に信じていた全ての“真実”の疑いから始まる